2012-01-01から1年間の記事一覧

経済産業省「総合資源エネルギー調査会基本問題委員会」「エネルギー・ミックスについて」

経済産業省「総合資源エネルギー調査会基本問題委員会」「エネルギー・ミックスについて」 5/28時事ドットコムより 将来のエネルギー政策を議論する総合資源エネルギー調査会(経済産業相の諮問機関)の基本問題委員会は28日、2030年に国内電力のうち…

5/25日経・経済教室 日本経済研究センター・短期予測

5/25日経・経済教室 日本経済研究センター・短期予測「減速も緩やかな成長続く」「政策効果の反動懸念」「輸出、設備・住宅投資下支え」 日本経済研究センター主任研究員・愛宕伸康氏 ポイント ・ 海外経済は年度後半に向けて着実に拡大へ ・ エコカー補助金…

関西電力「ネガワット」制度の導入を検討

「今夏の電力需給について」平成24年5月15日関西電力(関西電力ホームページ)より関連データを抜粋。 法人のお客さま ネガワット入札の実施 [需給逼迫時]負荷抑制による調整力(ネガワット)を広く公募する 需給ギャップを埋めるよう、具体的なスキ…

野田首相 「全く理解いただけないならばそういうことになる」

2012.5.1 21:09 産経ニュース「原発ゼロ」の夏も 日米首脳会談後、会見を行った野田佳彦首相=4月30日、米ワシントン(AP) 【ワシントン=加納宏幸】野田佳彦首相は4月30日の同行記者団との懇談で、関西電力大飯原発(福井県)の再稼働問題に関して…

4/23日経経済教室「新体制・北朝鮮どう向き合う」

4/23日経経済教室「新体制・北朝鮮どう向き合う」「交流の実利得る韓国が鍵」「国際的に孤立は誤解」「制裁の利益、中韓に説明を」木村幹・神戸大学教授 ポイント: • 中朝関係悪化でも北朝鮮に変化の兆しなし • 韓国は強硬姿勢の裏で南北交流の果実回収 • …

4/29京都競馬場 第145回天皇賞 一番人気オルフェーブル惨敗

4/29京都競馬場 第145回天皇賞 一番人気オルフェーブル惨敗。 単勝オッズ1.3倍の断然人気。 1.8秒差11位入線。スポニチの専門紙10紙の人気集計では10社中10社が本命にしていた。 一社ぐらいへそ曲がりはいなかったのかと思う。結果論でなく、不安要素は大き…

4/27 日銀の追加金融緩和 基金枠70兆円 回復経路にありながら

4/27 日銀・金融政策会合「基金を5兆円増やし、総額70兆円とする追加金融緩和を全員一致で決めた」 4/28日経では、日銀は展望レポートでは「2012年度前半には緩やかな回復経路に復していく」「13年度は潜在成長率をはっきりと上回る」という認識であった。に…

品質の良い電気は届くのか

品質の良い電気は届くのか4/26日経「猛暑なら計画停電」「経産相会見、原発 安全確保し活用」 とうとう白旗をあげました。興味のあるのは、一律に計画停電するのか、必要なところに電気が届くようにするのかである。まあ、最小不幸社会を唱える政党なので前…

「電力不足 西日本で3.6%」「今夏 9社、安定供給遠く」

4/24 日経 「電力不足 西日本で3.6%」「今夏 9社、安定供給遠く」 東京電力の需給を見ると昨年の試算では供給力が800万KWも不足したのに、今回は250万KWの余剰に転じた。(中略)このうち節電効果が610万KWと実に6割を占める。「初めて徹…

4/17日経 「不安再燃 スペインが震源」「国債利回り6%突破」

4/17日経 「不安再燃 スペインが震源」「国債利回り6%突破」日経の報道のようにスペインがおかしくなってきた。だが、日経はその原因を「財政再建への明確な道筋を示せないスペインが再び市場の不安を読んだ」としているのは、強引な付会ではないか。「…

名言か迷言か

名言か迷言か 4/16(月)日経 枝野経産相は15日、徳島市内の講演で「稼動する原発が5月6日から一瞬ゼロになる」と明言した。 この一年、政府与党は何をやっていたのか。今日の社説では、「現実的で持続可能な原発賠償支援を」と政府の尻を叩いていた…

ソニー、シャープのお粗末

ソニー、シャープのお粗末 本日の日経の報道では、共に赤字見通しを大幅に拡大する。 ソニー最終赤字 2,200億円から5,200億円(米国子会社の繰延税金資産の取崩しが主因)。 シャープ最終赤字 2,900億円から3,800億円(市況の変化の見通しに甘さがあった)。…

シャープ、台湾・鴻海(ホンハイ)が出資「1割、筆頭株主に」「液晶パネル合弁」

3/28日経、シャープ、台湾・鴻海(ホンハイ)が出資「1割、筆頭株主に」「液晶パネル合弁」この資本提携は成功するか。過去の事例を調べると前途は多難だ。 3/28のプレス・リリースの要約は末尾に掲げる。以下は、要約の要約。 第三者割当増資:12…

3/25日経・日曜に考える「電機、選択と集中の誤算」

3/25日経・日曜に考える「電機、選択と集中の誤算」「縮小均衡を繰り返す」「新事業の芽摘み中核躓く」この特集で、NECの例が取り上げられ、IBMとの比較を次のように述べている。 「サービス化への転換に成功した米IBMでは、93年にルイス・ガ…

リスク管理と人気投票

リスク管理と人気投票リスクに立ち向かうとき、そのリスクを評価しリスクをどのように制御するかを考えるのは常道である。リスクを回避したときのリスクも同時に考慮されなければならない。それらを総合的に判断し、決断するのが指導者の仕事である。それを…

パナソニックとシャープ

パナソニックとシャープ共にパネルの自社生産が裏目に出て多額の損失を計上する。これは予測できなかったことか。確かに、当時は垂直統合のモデルケースとして生産工程をブラックボックス化し、サムスンなどに絶対的な差をつける決め手になると高く評価され…

安全と安心

安全と安心 日経3/20 「エネ計画、発電方式の割合協議」「意見ばらばら、集約は先送り」 総合資源エネルギー調査会の主な委員が示した2030年における電源構成案 委員名 再生可能エネルギー(%) 原子力(%) 火力(%) 合計(%) 阿南久、全国消費者団体連絡会…

日経・経済教室、「復元優先より集積促せ」「住民の負担を最小化」「都市政策、人口減少見据えて」

3/12日経・経済教室、復興から再生へ3、脱成長論を疑う 「復元優先より集積促せ」「住民の負担を最小化」「都市政策、人口減少見据えて」 日本大学教授・中川雅之氏 ポイント * 被災前の都市の成長過程が復興過程に影響 * 高齢者向けサービスの効率性にも…

日経・文化 「震災と歌枕」作家・佐伯一麦

3/4(日)日経・文化 「震災と歌枕」作家・佐伯一麦(仙台市在住)古今集・壬生忠岑 「名取川」 陸奥にありといふなる名取川 なき名とりてはくるしかりけり 名取川という名の響きに、京の貴族たちは、遥か北の地の陸奥にあるという見知らぬ川に思いを馳せて…

東西の電気周波数 統一ならコスト10兆円

3/7日経 「東西の電気周波数 統一ならコスト10兆円」 記事の要約: 経産省は、電力会社の設備交換だけで10兆円のコストがかかるとする試算をまとめた。さらに需要家側も対応投資が必要であることを指摘している。経産省は「周波数の統一を現実的な選択肢とす…

米専門家が語る製造業の復活「明るい兆しは見えるが、グローバル化は止まらず」

日本は、シェールガスがないだけ余計に苦しいか。WSJ【肥田美佐子のNYリポート】米専門家が語る製造業の復活「明るい兆しは見えるが、グローバル化は止まらず」 http://jp.wsj.com/US/Economy/node_401713 低コストのシェールガス生産増などで、米製造業が、…

2/24/12 日経・経済教室「民主主義の機能不全 下」Steven K. Vogel

2/24/12 経済教室「民主主義の機能不全 下」 Steven K. Vogel カリフォルニア大学 バークレー校 政治学博士 (「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の著者エズラ・ヴォーゲル(Ezra Vogel)を父とする) 「政党は有意な選択肢示せ」「真の協調主義実現を」「経済…

日経・日曜に考える「どうする電力改革」 八田達夫氏 VS 小笠原潤一氏

2/19日経・日曜に考える「どうする電力改革」 阪大招聘教授・八田達夫氏、日本エネルギー経済研究所(IEEJ)研究主幹・小笠原潤一氏この対談はミスマッチだったかもしれない。小笠原氏のスタンスが固く八田氏の問題提起を掘り下げていく面白みに欠けている。…

日本的経営の光と影

日本的経営について対照的な記事が2本掲載された。 A. 1/30(月)日経・経営の視点「反面教師のコダック破綻」 B. 2/12(日)日経・中外時評「日の丸技術復活の条件」この二つの記事の間には、2/3(金)パナソニックの公表した今期の純損失予想(製造業では…

日銀政策決定会合の追加金融緩和策

2/14(火)に日銀政策決定会合は追加金融緩和策を公表した。 民主党諸氏のコメント; 安住財務相「実質的にインフレ目標を設定されたものと受け止めている」 藤村官房長官「日銀の決定については歓迎する」 玄場外相「政府と日銀のさまざまな連携の中で事実…

東電への資本注入 経産相「資金注入、りそな方式で」

2/15(水)日経 経産相「資金注入、りそな方式で」、「普通株で経営権」「資金回収、道筋読めず」 東京電力への公的資金の注入について枝野幸男経済産業相は14日「りそな銀行のケースが基本的な考え方になる」と述べた。国が7割の議決権を握ったりそな銀と同…

日経・大機小機「大盤振る舞いと増税」夢風氏

2/14(火) 日経・大機小機「大盤振る舞いと増税」夢風氏何が何でも増税ではなくて、考え方の筋道を示すのが本コラムの夢風氏だ。野田政権は財政の建て直しを強調するが、四次補正(2.5兆円)で浮いた国債利払い費(1.2兆円)や税収の上ぶれ分(1.1兆円)を…

日経 今週の電力に関する記事

今週の日経は電力・エネルギーに関する特集が満載であった。1. 日経特集記事「エネルギーを問う」「第4部東電公的管理」 2/4(土)電力改革の実験場「国策国営 深まるジレンマ」 2/5(日)「火力」売却の胸算用「競争促進 燃料調達が壁」 2/6(月)「特別扱…

日経「総合取引所 持ち株方式で」「縦割り規制温存」

2/1(水)日経「総合取引所 持ち株方式で」「縦割り規制温存」 政府は株式や金融先物、商品などを一括して取引できる「総合取引所」の実現に向け、各取引所が持ち株会社方式で統合するよう要請する方針だ。現行法で対応できる上、合併や事業譲渡よりも利害を…

1/28日経「米、2.8%成長に加速」「10〜12月年率 消費・住宅投資牽引」

1/28日経「米、2.8%成長に加速」「10〜12月年率 消費・住宅投資牽引」記事の要約; • 10年4〜6月期(3.8%)以来、6四半期ぶりの高い伸びとなった。 • 個人消費が2.0%増と、前期と比べてプラス幅が0.3ポイント広がった。 • 民間住宅投資の伸びは10.9%と、…