2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

EU離脱 英国人はLeavesが好き

英離脱から1ヶ月余りが過ぎ世間の論調はようやく落ち着いてきているようだ。 7/29「大機小機」「英離脱というチャンス」(記恩)は離脱に対して肯定的な評価をしている。 企業経営や経済への影響を中心に離脱にネガティブな報道をしていた日経が少し見方を変…

ウナギの資源保護 親ウナギVS シラスウナギ

今年のウナギは高くなりそうだ。シラスウナギが不漁だったそうだ。日本ウナギは絶滅危惧種になっているから資源保護が必要なのは誰でも分かる。だがその動きは鈍い。既得権益者が資源保護を妨げているのであろうか。子や孫のためにつけを残してはいけないと…

リニア新幹線へ国の介入:制約条件の理論 - TOC (theory of constraints)

民間のリニア新幹線プロジェクトに政府が補正予算で金を出して、品川・大阪間を同時開通することが伝えられている。 政府が民間のプロジェクトに相乗りするのは政府の経済構想力の貧困さを示している。「民に出来ることは民に」という小泉首相の教えはとっく…

ソフトバンク:ARM買収はペイするのか

孫社長の予測(下記日経記事)では、今後20年でアームのチップは1兆個ばら撒かれると言う。2015の決算の数値をそのまま延長すると、1兆個では期待利益率の分が回収できそうにない。現状と同じ純利益率35.0%では株式評価額は350億ドル。買収金額は320億ドル…

ARMとニケシュ

3兆円のディールに投資銀行に2%(600億円)の報酬を払っても、世間の人はそんなもんかと思う。ところが給与を160億円払うと高すぎると批判する。企業対企業の取引では市場価格があるからそれで妥当だと納得する一方で、給与だと妬みがあるのか高すぎるとい…

ヘリコプターは飛ぶのか

ベン・バーナンキが官邸を訪問した(7/12)。世間ではヘリコプター・マネー導入かと噂される。日経はヘリマネーの露払い役になっているようだ。 ・6/7日経経済教室「ヘリコプター・マネーの是非」元英金融サービス機構(FSA)長官、アデア・ターナー「日銀の…

信用創造のメカニズム

マイナス金利で貸し出しが増えるという魔法の呪文からそろそろ目を覚ます時だ。 ウィキでの信用創造の説明。 銀行が貸し出しを行う過程で信用創造は発生する。以下は、そのプロセスの一例である。 1. A銀行が、X社に1000円の貸し出しを行う。 2. X社の所有す…

今上陛下、退位の意向

7/14日経「天皇陛下、退位の意向」には驚いた。ニュースソースは「宮内庁関係者」とのこと。 ここしばらく英国の政権の行方が注目を集めていたのが、一気に国体のあり方に関心が急旋回しそう。 歴史用語では生前譲位といわれていたと思うが、マスコミの報道…

女を活躍させない日本

英国保守党首候補がテリーザ・メイとアンドレア・レッドソムの二人の女性に絞られた。マーガレット・サッチャー以来の女性首相の誕生で亀裂の入った英国社会は修復されるだろうか。英国の党首選は議員が候補者を絞り、最後は党員による選挙で日本とは逆だ。…

7/1 21:21ダッカでの邦人犠牲

痛ましい事件だ。首相は「テロと断固として戦う」と前から唱えているが、安倍内閣の下でテロの犠牲者は歴代内閣の中で最大である。テロリストからの警告は前からあった。それにどのような対応をしていたのだろうか。後藤健二、湯川遥菜の両氏が拘束された時…

EU離脱 Great Britain or Little England?

離脱派の指導者であったボリス・ジョンソンは保守党首選に出馬しない。残留派のテリーザ・メイと離脱派のマイケル・ゴーブが競うが、両者共に強固派で英国の利益の擁護を第一とする。どちらが首相になってもEUと激突してLittle Englandになりそうに思える。…

ソフトバンク ニケシュ・アローラ副社長の退任

孫社長はまだしばらく社長を続けたくなったのでニケシュに伝えたと説明していたが、真相は何だったのか色々な憶測があった。7/1日経「SEC,アローラ氏巡り」「ソフトバンクを調査」の記事がその回答だ。 アローラ氏がSBに加わった(14年秋)(15年6月代表取…