2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

岩田規久男日銀副総裁は辞職するか

日銀が9/21に発表した総括的な検証と新たな枠組みは今後どのような影響をもたらすのか。総括的検証では原油価格下落などを物価目標を達成できなかった理由に掲げる。 新たな枠組みは長期金利を0%に誘導し、長短金利差を操作することとしている。日銀の新た…

天皇の生前退位:「天皇の公務負担軽減等に関する有識者会議」

長たらしい有識者会議の名称だ。これでは負担軽減された天皇もあり得るということなのかな。 9/24日経にメンバー6名が報じられている。 制度の見直しは見送り、現天皇のみに限定する特例法で対応するようだ。 天皇の意向に100%沿うものとはいえないだろうけ…

日銀は金融緩和では物価が上昇しないことを認める

日銀の総括的な検証が発表された。物価が思うように上がらなかったのは原油価格の下落、消費増税による消費低迷及び新興国経済の減速であると指摘している。日銀は物価は金融政策とは関係なく変動することを認めているのである。 そうであれば金融緩和はそろ…

Obama’s Trickle-Up Economics

9/16NYTクルーグマン教授の表題のコラムでオバマ政権の経済政策は効果があったと賞賛している。。annual Census Bureau reports on income, poverty and health insurance(2015). 最近公表された(米商務省)国勢調査局の報告書を引用する。The reports show…

ソフトバンク:アリババ株式売却益を3年後に計上

アリババ株式の売却(100億ドル)のうち、34億ドル分は直接売却するので当期に計上(売却益は2,000億円)、66億ドル分は強制転換社債を発行することにより3年後の20年3月期に計上する(売却益は4,000億円から5,000億円)と9/14日経は報じている。株式の引渡…

日銀の総括的な検証

終戦後の日銀総裁は法皇と呼ばれるほど絶大な力を持っていた。法皇で思い起こすのは後白河法皇である。 平安時代の絶大な権力者であった後白河法皇(1127〜1192)にも制御できないものが三つあった。「鴨川の水、双六の賽、山法師、是ぞ朕が心に従わぬもの」…

ベネッセの社長交代

6月末の株主総会で選任された福原賢一氏が代表取締役副会長に退き、社外取締役の安達保氏が10/1付けで社長に就任することになった。9/10日経は「ベネッセ迷走止まらず」「わずか3ヶ月、また社長交代」「創業家の意向はない」と報じている。 日経の報道はベネ…

未来への投資とは何のことか

未来への投資とは変な言葉だ。投資はすべからく未来に向けて行う。未来への投資と言ったときそれを発した御仁の頭には必ずや過去への投資というフレーズがあったはずだ。 過去への投資があることを国民の頭に刷り込むことを意識していたのだろう。過去への投…

原発のリスク管理

核のごみ最終処分場候補について人口密度を基準としないことを経産省は決めた。こんな姑息なリスク管理を無視した手法では地域やそこに住む住民の安全は守れない(下記9/2日経を参照)。人口密度を基準にすると地方との交渉が進まないからこのような姑息な逃…