2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

日経経済教室「あるべき経済政策」とは

3回連続で掲載された。 A 4/19 小野善康・大阪大学特任教授「恒常的な雇用創出こそ筋」 B 4/20 稲田義久・甲南大学副学長「賃上げ通じ消費底上げを」 C 4/21 森信茂樹・中央大学教授「所得・資産の再分配進めよ」それぞれ立場の異なる論者の主張は興味深い。…

飛ばない飛行機、潜らない潜水艦、浮かばない客船、燃費がおかしい自動車

天下の三菱がおかしい。これらのトラブルに通底するのは、技術力が落ちていることである。飛行機や潜水艦は問題があれば大惨事になるので先延ばしで時間を稼ごうとする。 自動車の場合バレなければそのまま知らんふりできる。つけはオーナーの燃料代と環境負…

7&i 取締役会の投票方法

7&i(以下「セブン」と略す)取締役会の採決が秘密投票で行われたことについて、日経などは疑問を呈することはなかったが、本日の大機小機「取締役会と秘密投票」腹鼓は問題点を整理し、重要な提言を行っている。新聞の論調は、社外取締役が会長提案を承諾…

4/10日経書評「日本語を作った男」山口謠司著、林望評

日本語は自然発生的に使えるようになるのではない。小学校から高校まで9年間学んだ結果やっと使えるようになった。書評の対象となった作品は、明治維新の時代に標準語を定着させるため上田万年という言語学者が日本語の研究とその近代化に一生を捧げたようす…

セブン社長交代案を取締役会は承認せず、社外取締役ら反対

取締役会は15名で、うち社外が4名。投票の内訳は、会社提案への賛成が7、反対が6、白票が2であった。4名の社外取締役が反対したとしても、社内取締役の2名が反対し、他の社内取締役2名が白票を投じたことになる。これでは鈴木会長は身を引かざるを得ないだろ…

原発安全性 割れる司法 高裁支部、川内の停止認めず

4/7日経「九州電力川内原子力発電所1,2号機(鹿児島県)を巡り、福岡高裁宮崎支部が6日、運転差し止めを認めない決定を出した」。これに対して日経は、大津地裁の決定とは正反対の結論で、国のエネルギー政策や電力会社の経営が不透明な状況に変わりはない…

中高生の読解力が低下している

3/30日経「AIで変わる大学教育」「学生の読解力こそ重要」国立情報学研究所教授・新井紀子AIの発達に対応し、大学ではどんな教育をすべきでしょうかという問いに対し、「大学で対応できる状態にはないという認識に最近なってきた」と回答し、その理由として…

シャープの買収決着

偶発債務問題や業績見直しなどで1ヶ月ほどの交渉を経て、ようやく昨日契約調印が完了した。調印の内容は末尾の開示資料に示されている。交渉内容は当事者でないと分からないが、外部からはっきり分かることをフォローすることにより本件が成功であったかどう…