2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

東芝臨時株主総会、会社提案、株主提案ともに否決される

会社提案、グループ全体を2分割する 株主提案、3Dインベストメント・パートナーズが提案する非公開化、または出資受け入れを積極的に検討し、経緯を株主に定期的に報告する さらにおかしなことに、社外取締役であるレイモンド・ゼイジ氏(指名委員会委員長で…

ゼレンスキー大統領のオンライン日本国会演説について 3/24日経「日本、対ロ制裁継続を」。セレンスキー大統領がロシア軍がチェルノブイル原子力発電所を制圧したことと化学兵器の使用を懸念されることに振れたことについて、日経は福島第1原発爆発と地下鉄…

サハリン2からのLNG輸入を中止すべきか、ロシアを利する可能性(サハリン1にも該当)

3/22日経「サハリン2 長引く難局」「撤退ならLNG輸入額3割増」「電気・ガス料金上昇要因に」 サハリン2は、ロシア国営企業ガスプロムが50%、シェルが27.5%、三井物産が12.5%、三菱商事が10%出資する。生産量10百万トン/年のうち6割が日本向けである。 日…

一太郎社長・浮川和宜の私の履歴書が面白い

日経今月連載の私の履歴書。一太郎開発の物語や孫正義青年社長にゴルフを教えた話など、80年代後半の日本の活力にあふれた時代を面白く描いている。 反面、一太郎がワードに負けたことや、事業開発者よりソフトバンクが伸びていったことなど、今になって振り…

ウクライナ戦争、和平交渉の行方

和平交渉が行われているようだ。行方は分からないが、双方にとって長引かせるメリットはないように思われる。FTの記事では、条件が整えば妥結するように読める。双方にとって落としどころは、「“Every side needs a win,” the person said. “He needs to be …

ロシア寄りの習近平、失脚もあり得るのか

3/15日経に掲載されたThe Economicsの記事は刺激的だった。 習近平はロシアの出方を誤解した(下記引用)ため、「野党が存在する国だったら、今回の習氏の判断ミスは致命的になる」と指摘する。The Economicsは中国のような強権主義国家では何が起こるかは述…

アニマルスピリットは成長の牽引となるか

そのような主張をする人は、なぜこれまでの30年間アニマルスピリットを持つ人がいなかったのか、それ以前にはなぜアニマルスピリットを持つ人が大勢いたのかを証明しなければならない。それができなければ、都合の良い言葉だけを切り取った念仏のようなもの…

ウクライナ戦争、亡命政権の準備 

わずかでも停戦への動きが出ている。双方の死者を増やさないため、核兵器の使用停止、第3次大戦を回避するために。この動きを見守りたい。 3/10日経夕刊 ゼレンスキー大統領、妥協示唆 独紙インタビューで「私の目指すのはロシアとの戦争を終わらせることだ…

東芝・綱川社長が突然の退任 過去1年で、2社長の退任、取締役会議長の再任否決

東芝は21年11月にグループを3分割案を公表したが、一部株主から反対があり、2月に2分割に修正、株主還元を増大する修正案を出し、3/24日の臨時株主総会で賛否を問う予定であった。 21年3月には車谷社長が非上場化提案の経緯が不透明であるとの批判から辞任、…

ウクライナ戦争、建前を貫くか落としどころを探るか

2/24のウクライナ侵攻から1週間が過ぎた。意外と持ちこたえていると思う。 この1週間で明らかになったのは、 Natoは、ウクライナに対し直接的な軍事支援を行わない。 ロシアは有言実行の国である。このことは、プーチン大統領が威嚇する、核使用や第3次世界…