2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

3/26日経経済教室「日銀新総裁の課題」 翁邦雄・京都大学教授

3/26日経経済教室「日銀新総裁の課題」「量的緩和、出口の展望必要」「デフレ脱却後に難問」「財政状況が物価安定左右」翁邦雄・京都大学教授ポイント; ・ 量的緩和は出口後に巨額の財政負担が発生 ・ 財政制約で適時に金利上げられるか懸念も ・ 財政…

キプロス後のグローバルな資本移動の展望

3/24NYT クルーグマン教授のコラム「ホットマネー(熱銭)の憂うつ(Hot Money Blues)」。 キプロス後のグローバルな資本移動がどのようになるかを展望したものである。 キプロス危機の結末がどのようになろうとも、一つだけ確実なことがある。今後数年間は…

3/25日経 金融緩和政策に関し対照的な記事2本

3/25日経 金融緩和政策に関し対照的な記事が2本掲載された。 1. 核心「かくも重き黒田氏の使命」「アベノミクスを超えて」 2. 経済教室「日銀新総裁の課題」「期待への働きかけ強化を」「緩和効果、説明丁寧に」「通貨戦争の批判当たらず」伊藤隆敏・東…

スティグリッツ教授のコメントLessons from Japan's Economic Malaise

Project-syndicate org. (http://ja.wikipedia.org/wiki/PROJECT_SYNDICATE) に公表された3/12付スティグリッツ教授のコメントLessons from Japan's Economic Malaise。このメモは明らかに読者に安倍首相を念頭において書かれている。最後には同じ問題に直面…

キプロス  Treasure Island Trauma

地中海の小国キプロスがユーロ圏を揺るがしている。 3/21NYT クルーグマン教授の Treasure Island Trauma がその実態を暴く。キプロスはタックスヘイブンでマネーロンダリングの場となっていることはあまり知られていないようだ。次のサイトでタックスヘイブ…

安倍総理大臣、ジョセフ・ユージン・スティグリッツ教授との会談

平成25年3月21日、安倍総理は総理大臣官邸で、コロンビア大学のジョセフ・ユージン・スティグリッツ教授による表敬を受け、次のように述べた。(「首相官邸」より)「日本ではこうした政策は主流的な考えではなかったのですが、私がこういった主張をし…

3/13日経ポジション「低金利、陰の主役は年金」

3/13日経ポジション「低金利、陰の主役は年金」 相場が熱くなると出てきそうなエピソードが日経に掲載されていた(下記の引用を参照)。 「情報信ずべし、しかも亦信ずべからず」(菊池寛 我が馬券哲学)を思い起こす。 3/14日経経済教室「デフレの…

米株価新高値 クルーグマン教授 The Market Speaks

3/7日経・米ダウ平均が過去最高値を更新した「米株高 3つの原動力」「大企業復活」「シェール革命」「緩和マネー」「財政・雇用に不安」日経は米株価について米経済の強さの反映であるとして(投資家や経営者の立場から)肯定的であるが、債券高株高は経…

3/5日経「日銀総裁候補 所信表明の要旨」 黒田東彦氏 物価目標の達成時期を明言

3/5日経「日銀総裁候補 所信表明の要旨」「資産買い入れ不十分」「各国中銀と連携重要」黒田東彦氏物価目標の達成時期を明言。所信表明では「物価目標を一日も早く実現することが何よりも重要な使命となる」と述べていたが、質疑応答では維新・中田宏氏に…

3/3日経「日曜に考える」「国債金利の急騰はあるか」 与謝野氏と嶋中氏

3/3日経「日曜に考える」「国債金利の急騰はあるか」 与謝野馨氏 「上がる瞬間 予測不可能」「財政再建は政治の責任」 嶋中雄二氏 「政府の想定 当面超えず」「円高・デフレ脱却が先決」全然スタンスの違う二人の意見を並べても、議論は深まりそうもない。…

3/2日経・特集記事「新日銀、脱デフレへの道」

3/2日経・特集記事「新日銀、脱デフレへの道」「大胆緩和 出口にも関門」「未踏の領域へ」「市場の信任カギ」この特集記事の前半は新執行部による緩和手法を伝え、その効果について「未踏の領域へ」という認識を述べていて客観的なものだが、後半で出口論…