2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

核のない世界と核の傘

日本は核の傘に守られながら核のない世界を目指す。これが偽善であることは誰でも分かっている。核の傘が無くなった時どうしてよいか心配だから。偽善を捨て去り自分の頭と心で正面から向き合うには、①核のない世界と核の傘が両立する、世界の人々に受け入れ…

安倍首相:今でもさまよう霊になぜそうなったかの説明はなかった

オバマ大統領(注)の広島訪問で突然人生を終わらされた人々の気持ちは半分は癒されたかもしれない。残り半分は日本国の首相が突然生命を奪われ、未だに自分はどこで何をしているのか分からない霊に事の成り行きを丁寧に説明することである。 未来を語るため…

中国はいつG7に加わるのか

2016サミットの議題の多くは、中国を念頭においている。経済問題は、中国経済の減速を一要因とする。 中国の進出を念頭に東シナ海・南シナ海の状況を懸念し、海での法の支配の3原則を確認した。中国抜きでわいわい言っていても大して効果はない。中国をメン…

政治家の面の皮の厚さ

サミットでは経済が新たな危機に陥るのを回避するため政策を総動員するという。サミットで危機を訴える資料に「商品価格の下落」、「新興国の投資や成長が落ち込む」、「新興国から資金流出」、「16年の成長予測、下方修正相次ぐ」など、無理矢理数字をかき…

監査役会設置会社の指名委員会

監査役会設置会社の指名委員会は任意の委員会である。取締役会か社長への助言機関として設置される。5/18日経では、「「指名委」設置4倍、475社」の見出しがあった。内訳は、指名委員会等設置会社が67社(前年と殆ど変わらず)、任意の指名委員会が406社で、…

日銀のマイナス金利政策はPoint of no returnを超えるのか

日銀はマイナス金利政策をこの先どうするのか、不安になってくる。黒田総裁は「深掘りする」と更なる金利引き下げを予告する。マイナス金利に突入したことは、日銀が銀行から国債を買い集めるには金利低下を持続することを意味する。少しでも金利が上昇する…

5/12日経文化欄「出雲古伝の酒に乾杯」

5/12日経文化欄「出雲古伝の酒に乾杯」「神話時代由来の一夜酒から小泉八雲の愛飲酒まで復元」酒類コンサルタント・堀江修二出雲の成り立ちを酒を通して考察する興味深いエッセーである。以下はその抜粋。 ・出雲の酒は中国北部の製法が用いられている。日本…

三菱自動車とJR北海道の共通するところ

不正燃費問題を企業体質の問題と診断するのは精神主義で問題の解決にはならない。それなら全社員が禅寺にこもって座禅すれば解決しそうだ。 不正燃費問題は企業体力の問題と捉えれば、解決策はある。企業がジリ貧になると経費を削減して乗り切ろうとする。生…

トリクルダウン(経済の好循環)を繰り返す安倍首相

安倍首相の最近の経済観(引用のNHKのニュース): 1.14年4月の消費増税が今でもマイナスの影響を及ぼしている。 2.アベノミクスによって成長と分配の好循環を構築できる。 3.世界経済に不透明性があるので、今のうちから財政出動で手を打つ必要がある。…

経済用語:trickle down とtrickle up

アベノミクスのトリクルダウン効果はなかったと言われている。 トリクルダウンとは何か。ウィキペディアで言葉の定義を見てみよう。よく似た言葉にトリクルアップという言葉もある。ウィキでは、トリクルダウンを支持する経済学者はこれまでいなかった。トリ…

中原誠16世名人のディープ・ラーニング

今月の日経「私の履歴書」には中原名人が登場している。5/2掲載の第二回目である。名人が将棋を覚えたのは、4歳10ヶ月で当然字は読めなかった。二人の兄が将棋をやるのを「それを横で眺めているうち、駒の動きを自然に覚えていった」。 新聞の将棋欄まで「見…

安倍首相「経済失速では元も子もない」

安倍晋三首相は(3月)18日午後の参院予算委員会で、2017年4月に予定する消費税率10%への引き上げについて「経済が失速しては元も子もなくなる。経済をしっかり成長させてデフレ脱却を確かなものにするなかで税収も増やしていく。その中で歳出の改革も進め…