2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ECBによる国債購入:クルーグマン教授の怒り

9/27/12NYTコラム Europe’s Austerity Madness http://www.nytimes.com/2012/09/28/opinion/krugman-europes-austerity-madness.html?_r=1 ECBが問題諸国の国債を買い入れると発表し、市場を安心させた。しかし、買い入れ条件は緊縮策を更に推し進め…

三人成市虎 Yang Jiechi said the island chain was stolen by Japan

言われっ放しでは、そのうち声の大きいほうが事実になりますという諺。中国外相楊氏の発言に対し、深夜11時の人気のない会議場で児玉和夫国連次席大使が二度の答弁権を行使して反論。これに対し中国国連大使も再反論した。児玉氏は「stolen」を「took」と…

9/28日経 明治大学特任教授・大沼保明氏「異質論排し信頼醸成を」

9/28日経「特集 日中問題を考える」「識者に聞く」 明治大学特任教授・大沼保明氏「異質論排し信頼醸成を」 ほとんどのメディアが中国異質論を唱えるなかで、大沼教授の「戦前の日本と似ている状態にある」という指摘は鋭い。 我々はつい先の出来事を忘…

中国人の交渉術:下馬威(シャマウイ)

中国人の交渉術:下馬威(シャマウイ)これは春秋戦国時代に関する本に書かれていることなので、現代にも通用するかは分からないが、参考に掲げる。 安能務:春秋戦国志・講談社文庫 序章「初めに春秋戦国があった」そういうわけで、二人以上の他人が集まれ…

尖閣諸島問題:野田首相の誤算その2

昨日の日経「拙い外交、傷広げる」で、政府は中国当局と事前にすり合わせていたことが報じられた。 産経ニュースは、野田首相が「いろんなルートを通じて説明してきた」ことを伝える(事前か事後かは不明)。 中国の反発規模は想定外 首相、特使検討も 2012.…

尖閣諸島問題:野田首相の誤算

尖閣諸島問題:野田首相の誤算尖閣諸島の周辺がいよいよ緊張を高めている。今日中にも、千艘の漁船が尖閣周辺に集結すると報じられている。これに対する国の対応はどうなのか。唯一野田首相が明言したのが、国が地権者から買い上げる際の次の発言だった。 産…

エネルギー・環境戦略

9/15 日経「原発ゼロ 矛盾随所に」「再稼動を明記 核燃サイクル継続」「選挙にらみ迷走」 政府は14日、2030年代に原発稼動ゼロを目指す方針を盛り込んだ新たなエネルギー・環境戦略をまとめた。原発に依存しない社会の一日も早い実現をうたう一方、安…

縮小均衡に陥ったシャープ

9/12/12 シャープ:何を残すか シャープは縮小均衡のスパイラルに陥っている。このままでは会社そのものが消滅することさえあり得る。どのような方向へ進めるのが良いのか。今日の日経の記事からの引用。 9/12/12日経 「給与削減幅7%に拡大」「シャープ、冬…

谷垣総裁:引け際の美学

9/11/12 谷垣総裁:引け際の美学 谷垣自民党総裁が今回の総裁選に出馬しないことを昨日表明した。無念さは記者会見でも露ににじみ出ていた。党長老の支持が得られなかったのが出馬断念の理由と伝えられる。出馬しても、第1回目の投票で4位になるという見通し…

権力の行使を自覚する野田首相

最近の野田氏の動きは権力の行使という観点から興味深いものである。それは、細野氏の代表選断念と尖閣諸島国有化に現れている。最高権力者として自己の意図を実現させる効果的な権力の行使が行われているからだ。これを野田氏が一皮むけたと評するのか、し…

アメリカ経済の動向 、ポール・クルーグマン “Cleaning Up the Economy”

アメリカ経済の動向 ポール・クルーグマン 9/6/12NYTコラム “Cleaning Up the Economy”より。 http://www.nytimes.com/2012/09/07/opinion/krugman-cleaning-up-the-economy.html?_r=2 民主党大会2日目(9/5)のビル・クリントンによる推薦演説を受けてのも…

再生エネルギーによる発電能力

8/31日経・「洋上風力、地熱、バイオス、海洋 2030年に6倍」「発電能力の1割」新たな展開があるように見えるかもしれないが、実態はお寒い限りである。再生エネルギーの新しい目標(単位:万KW) - - 2010年度実績 20年 30年 1 洋上風力 3 40 803 2 地熱 53 …