日経「総合取引所 持ち株方式で」「縦割り規制温存」

2/1(水)日経「総合取引所 持ち株方式で」「縦割り規制温存」

政府は株式や金融先物、商品などを一括して取引できる「総合取引所」の実現に向け、各取引所が持ち株会社方式で統合するよう要請する方針だ。現行法で対応できる上、合併や事業譲渡よりも利害を調整しやすいと判断した。ただ縦割りの規制は温存され、投資家の口座一元化も実現しない公算が大きい。「実質的な骨抜き」との不満が強まりそうだ。


例の如く業界と規制当局の権益保護が第一で利用者への利便性向上が置いてきぼりにされている。政府にも賭場(!)を使いやすくして経済を元気にしようという発想はないだろうね。取引所の改革などつまらなく見えるのかもしれないが、世界の投機資金(!)を日本に呼び寄せる機会が遠ざかった。アジアでの一人当たりGDP1番のシンガポールに見習う気はないか。
たとえば、小豆売り、日経平均買いという裁定取引のポジションを簡単かつ低コストで投機家が持つことができれば日本も面白くなるかもしれない。