2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ソニー復活の日と企業統治

ソニーは2009年3月期から15年3月期までの7期中6期が赤字計上。とても上場営利企業とはいえない惨状である。ソニーに限らず、パナソニックやシャープも酷いことになった。その前には日立もおかしくなった。富士通やNEC には以前の面影はない。揃いも揃って愚…

クルーグマン教授:消費税率を5%に戻す!

消費税率の10%への引き上げを延期すべきだという声は結構あるけれど、5%に戻すという意見は、さすがにクルーグマン教授ならではだね(下記WSJの記事)。 教授の提言が採用されることはあり得ないだろうし、まともに論じられることもないだろう。 それでも…

すさまじい朝日新聞バッシング

狂気のような朝日たたきだ。 いわゆる「吉田証言」、「吉田調書」そして「池上不掲載」が一斉に噴き出した。 首相自ら批判の先頭に立っているのはどうしたことか(引用記事)。このバッシングでの最大の勝者は、首相とその支持者たちだ。ついに、テレビと新…

円安は行き過ぎなのか

米ドルが107円を越え、108円も視野に入ってきた。貿易収支は、8月までに26ヶ月連続の赤字である。貿易赤字が続くので、円高が望ましそうだがそうとも言い切れない。産業界からは105円前後が妥当との声(下記記事参照)があるが、彼らは海外に生産拠点を移し…

金融緩和と消費増税のダブルパンチ

個人消費が伸び悩んでいる。 9/7日経は、「夏の天皇不順に加え、増税による物価上昇ほど賃金は増えていないためだ」とする。そして「当面は設備投資が景気を支える公算が大きい」と観測する。だが内需も外需も弱いのに設備投資が「支える」というのは、希望…

企業献金:社外取締役はどう判断するか

経団連は自民党への政治献金を再開するようだが、今話題となっている企業統治の面から政治献金はどのように取り扱われるのか。 経済学者である社外取締役: 今日の大機小機「健全な資本主義と献金の矛盾」カトー氏。「経団連は健全な政党を支援するのは社会…