政治家の面の皮の厚さ

サミットでは経済が新たな危機に陥るのを回避するため政策を総動員するという。

サミットで危機を訴える資料に「商品価格の下落」、「新興国の投資や成長が落ち込む」、「新興国から資金流出」、「16年の成長予測、下方修正相次ぐ」など、無理矢理数字をかき集めた。ここまで恥ずかしくもなく堂々と意見を述べられるものかと驚く。

サミット合意を踏まえ、それを内政に結びつけるという強引さにも恐れ入る。消費増税見送りプラス補正予算5-10兆円。大義名分は得られたという浮かれよう。打ち出の小槌はどこにあるのか。

政治家まして政党を率いる党首たるもの何を言われようとも突き進む図太さが必要だということを改めて認識した。