中原誠16世名人のディープ・ラーニング

今月の日経「私の履歴書」には中原名人が登場している。5/2掲載の第二回目である。

名人が将棋を覚えたのは、4歳10ヶ月で当然字は読めなかった。二人の兄が将棋をやるのを「それを横で眺めているうち、駒の動きを自然に覚えていった」。
新聞の将棋欄まで「見て」いた。棋譜という「絵」を眺めながら、父や母に文章を読んでもらって、雰囲気を味わっていた。

これはディープ・ラーニングでアルファ碁が碁の勉強をしたのと同じプロセスなんだね。日本でこんなすごいお手本があるのに、ディープ・ラーニングもアルファ碁も海外勢に成果を持っていかれた。日本の開発者には次はがんばれよとエールを送りたい。

井山裕太囲碁七冠王も羽生名人も同じように囲碁や将棋を覚えたんだろう。天才は作れるかもしれない。そのノウハウを見つけたらすごい。