ソフトバンク ニケシュ・アローラ副社長の退任

孫社長はまだしばらく社長を続けたくなったのでニケシュに伝えたと説明していたが、真相は何だったのか色々な憶測があった。

7/1日経「SEC,アローラ氏巡り」「ソフトバンクを調査」の記事がその回答だ。
アローラ氏がSBに加わった(14年秋)(15年6月代表取締役副社長に就任)後も兼務していた米投資会社「シルバー・レイク・パートナーズ」との関係がSECのターゲットになった。

レイクはアリババに出資していたが、15年半ばまでに全て株式を売却した。その後アリババの株価は2割下落する。SBは今年6月に5%相当を売却する。

アローラ氏はアリババ株式売却についてインサイダー取引に関わっていた疑惑が浮上する。またレイクは多くのインターネット企業への投資を行っていて、SBの投資部門を統括していたアローラ氏は利益相反の関係にあると指摘されている。

このように疑惑の中で、孫社長は自身及びSBへの波及を恐れてアローラ氏へ辞任を迫ったのが真相であろう。そうでなければ取締役選任議案を送った後で、その議案を当日になって取り消すなどというドタバタは考えられない。