東芝臨時株主総会、会社提案、株主提案ともに否決される

会社提案、グループ全体を2分割する

株主提案、3Dインベストメント・パートナーズが提案する非公開化、または出資受け入れを積極的に検討し、経緯を株主に定期的に報告する

 

さらにおかしなことに、社外取締役であるレイモンド・ゼイジ氏(指名委員会委員長である)は、取締役として会社案に賛成しながら個人としては株主として株主提案に賛成するとした。

 

東芝企業統治が機能していないことは明らかである。

  1. 会社提案が否決されたことは社長への不信任と同義である。指名委員会は速やかに社長交代を検討すべきである。3/25日経にはそのような動きは伝えられていない。3/1に突如後継指名されたにしても言い訳にはならない。
  2. 社外取締役が取締役の地位と個人を使い分けるのは、明白な利益相反である。指名委員会は速やかに当該社外取締役を辞任させなければならない。3/25日経にはそのような動きは伝えられていない。

 

東芝の迷走は、東芝取締役会が会社は何をなすべきかの芯が固まっていないことにある。当たり前のことを当たり前にやれば、迷走は自然に直る。