ロシア寄りの習近平、失脚もあり得るのか

3/15日経に掲載されたThe Economicsの記事は刺激的だった。

習近平はロシアの出方を誤解した(下記引用)ため、「野党が存在する国だったら、今回の習氏の判断ミスは致命的になる」と指摘する。The Economicsは中国のような強権主義国家では何が起こるかは述べていないけれど、習氏の3期目は危うく、失脚する可能性をほのめかしている。

もし、習近平がロシアと一蓮托生と考え、プーチンウクライナで勝利できなければ、あり得るシナリオであろう。その場合、二人とも表舞台から退場する。

世界政治の大物二人、プーチン習近平が退場したなら、世界はどのようになるのだろうか。

 

3/15日経Deep Insight The Economics 中ロ、危ういパートナーシップ

(北京にいる)外交官らの見立てによれば、中ソ両首脳は次の事態は想定しなかった。

  1. ウクライナがこれほど抵抗すること
  2. ロシア軍がこれほどまで不手際をさらすこと
  3. 欧州がここまで結束すること
  4. 軍事同盟であるNATOがかくも断固たる態度に出ること
  5. ドイツのように紛争とは距離を置いて来た欧州の大国が殺傷能力のある武器をウクライナに供与したこと。

 

3/16WP  Ukrainian President Zelensky’s virtual address to Congress

ゼレンスキー大統領は戦前の日本を、今のロシアや9.11テロ犯と同じようにみなしている。これが世界標準の歴史認識なんだろう。日本で演説するとき同じ表現を繰り返すのだろうか

Remember Pearl Harbor — terrible morning of December 7, 1941, when your sky was black from the planes attacking you. Just remember it. Remember September the 11th, a terrible day in 2001, when evil tried to turn your cities, independent territories in battlefields, when innocent people were attacked, attacked from air. Yes, just like nobody else expected it. You could not stop it. Our country experienced the same every day, right now, at this moment, every night for three weeks now.

 

神風も普通に使われている。

3/17NYT U.S. Adds ‘Kamikaze Drones’ as More Weapons Flow to Ukraine