コロナ感染者の全数把握を緩和、その理由を正直に語れ

全数把握を緩和すると岸田首相は述べた。「保健所や医療機関のさらなる負担軽減」するためだそうだ。だが、もっと正直に語れないのか。全数把握しても、有用な医療データを引き出せないから、と。そのダメさは、日本の感染状況は世界最悪で、死者も上昇が止まらない。全数検査によって有用な医療データが得られていたなら、現場が悲鳴を上げていても、ムチを振るってでもやらせるのが政治家の役割であろう。現場が文句を言うのは、提供したデータに対し、有用な知見がフィードバックされないからだ。こんなことやってられますか、と。

医療現場のガダルカナル

 

8/22読売新聞; 新型コロナは感染症法に基づき、全ての感染者の氏名や年齢などの届け出が医師に義務づけられている。届け出対象者を限定することで医療機関や保健所の負担を軽減しつつ、適切な医療提供を確保する狙いがある。岸田首相は22日、オンライン形式で記者団の取材に応じ、「保健所や医療機関のさらなる負担軽減策を一両日中に示したい」と述べた。