ソフトバンクG(SBG)の課税問題、自社株買いに課税への道か

8/20日経一面、「SBG、15年で課税4回」「繰り返す法人税ゼロ」「投資会社課税、ルール見直し議論も」と伝える。

この記事の趣旨は、たっぷり儲けているSBGが15年で4回しか納税していないのはおかしいと、読者の不公平感に訴えて課税強化の機運を高めることなのだろうか。

 

だが、現行の税の枠組みでは、課税強化は難しい。SBGの利益のほとんどは子会社からの配当金で、これに課税することは二重課税になって不合理である。もし課税すると、持株会者制度が崩壊するだろう。

 

参考になるのは、最近成立した米歳入・歳出法である。類似した税制が日本でも導入されるのであろうか。

 

8/18日経、バイデン政権は10年間で700億ドル(約9.3兆円)規模と見込む税収を気候変動対策などの原資にしつつ、企業に余剰資金を賃上げや設備投資などに回すよう促す。