アマゾン、初の労組結成 時給$18から$30を要求

NY州スタテン島の物流施設で労組結成への賛成票が過半数を超えた。

アトランタ連銀による賃金上昇率は2月に6.5%と1997年以降で最高になった。2月のCPIは、7.9%と40年ぶりの高水準であった。

 

スタテン島地区のアマゾン従業員の最低時給は$18であった。同地区の推定平均時給は$41であった。

アマゾン労組は、最低時給を$30にすることを求める。

これが実現するかは不明であるが、株式市場ではアマゾンは売りが先行した。

 

日本で同じことが起きるかは不明だが、岸田首相の成長と分配には追い風になろう。岸田内閣は物価高騰対策を打ち出すようだが、補助金をばらまくのではなく本筋は賃金が物価以上に上昇することだ。$30の水準は望むべくもないが、岸田政権が打ち出す分配政策を注視したい。