金利上昇は企業に悪いことなのか
2/17日経「金利上昇、財務の重荷に」「米低格付企業、(今後5年間の)用返済額160兆円」
日経は金利上昇が企業にとって悪いかのような印象を与えている。
金利上昇でメリットを受ける企業も紹介して、通算して経済への影響を評価すべきである。
強い会社は金利上昇のもとになった物価上昇や金利高を価格転嫁して、金利コスト以上の営業収益を得ることができる。最近のエネルギー会社の収益急増はそのことを示している。
さらに、物価上昇や金利高を転嫁できない弱い企業は収益資産を投げ売りしなければならない。強い会社はそれを安値で買って次の好況期には大きな利益を生み出す。米経済の新陳促進が進むと思われる。
日本ではこのようなサイクルが出てくるのか。日銀が10年債0.25%を無制限で買い入れるのは弱い企業を救済して、強い企業を強くさせない政策である。
2/17日経大機小機「インフレファイターを待つ難題」三剣、
短期的なインフレ、構造的なデフレ、そしてバブル。当局はこれらをどうウエート付けして政策判断するのか。目を凝らしたい。
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