みずほ問題、Too big to fail 方針を巻き戻す
みずほがシステム問題で揺らいでいる。みずほは富士通、日立製作所、日本IBM、NTTデータのマルチベンダー体制でシステム開発を推進した。過去のDKB,富士銀行、興銀のしがらみをそのまま引き継いでいる。とてもOne Mizuhoとは言えない。
巨大になったみずほは、Too big to failで、倒産することはないという過信から、倒産する危機感を持てなくなったのではないか。
今のみずほは、十分に資本を積み上げている。これなら昔の3銀行に分割して、Too small to surviveにして、危機感を持たせるのが、システム問題に終止符を打つ決め手になるのではないか。図体が大きいだけで専門性のない金融機関ではなく、それぞれが専門性を発揮する山椒は小粒でもピリリと辛い存在になれば、光り輝く。株主価値もアップするのではないか。