政府方針: コロナ入院対象者を重症者、重症化リスクのある感染者に限定

これは日本の医療制度の近未来図である。

それが医療資源の逼迫か医療財政の悪化によるかは別として。

今回のケースは、医療資源が需要に応じられなくなったことによる。

 

政府はこの間何をやっていたのかという批判はあるが、ここでは、医療資源の有効活用に触れる。菅首相お気に入りのデジタル庁の出番もあるかもしれない。

菅首相は、3日中川医師会長に「地域の診療所が往診やオンライン診療で患者の状況を把握し、適切な医療を提供するようお願いする」と要請した。

菅政権がこの程度の代替策しか用意できていないのは拙い。

 

やみくもに往診やオンライン診療を行うのは重症化しない感染者も診療することになり、医療資源の無駄遣いである。重症化しそうな感染者に絞って往診、診療を行うのが経済的である。

 

重症化しそうな感染者を見つけるのは、テックの力を利用すればよい。感染者に医療端末(アップルウオッチのような)を装着し、危険信号が出ればセンターへ自動で送信する。看護師が24時間見守っているようなものである。それによって、重症化しそうな感染者を収容すれば、人命と医療資源の両方が救われる。

 

それにしても菅首相のキャッチフレーズ「安心・安全」はどこへ行ったのやら。