緊急事態宣言の解除(3/21)

再延長した理由だった病床の指標が改善傾向にあるため。だがもう一つの理由である感染者数は、底這いからやや上向きである。

とはいえ、政府や専門家の間では、現在の対策ではこれ以上の改善は見込めないとの見方が強い。関係閣僚の一人は「宣言はもう効かない。早く解除するしかない」と語る。厚生労働省に助言する専門家組織が11日に行った非公式の会合では、主要メンバーから「もう打つ手がない」との意見が出たという(3/14ヤフーニュース)。

 

ヤフーの公表するワクチン接種数は230,542(3/12、前日比+49,358)だった。人口比0.2%ほど。

アメリカの接種数は1億回を突破し、1日200万回、全人口1割が完了(3/13日経夕刊)。

 

大手マスコミは、なぜ日本でこれほどの遅れがあるのか報道しない。またワクチンをいくらで調達しているのかも報じられない。日経によれば、欧米は20ドルほどだが、日本では秘密保持契約があるから出せないということらしい。これでは、日本のマスコミの取材能力のお粗末さを吐露しているだけのことだ。

 

この解除が裏目に出たら、菅首相は退陣する覚悟があるのだろうな。謝罪して済むものではない。