感染者はどんどん減っている、仮説に基づいた試行錯誤を

11/22日経大機小機「首相はウイズコロナの宣言を」大愚

水際対策に苦言を呈する。10日間の自宅待機を3日間に短縮したことについて、内実は緩和とは言えないと指摘する。企業は書類の山に音を上げ、出張者については従来通り10日間を選ぶ企業が多いと述べる。

 

ここで気になるのは、役所はなぜ厳格な水際対策を続けているのかである。

やはり、最近において大きな反省すべき事柄があったからではないか。役所は五輪開催で水際対策を緩めたことにより爆発的感染を引き起こし、医療崩壊を招き、菅首相を退陣に追い込んだことを大きな反省としているのではないか。役所は政治家に忖度してか、あからさまに五輪犯人説を唱えることができないのではないか。

 

現実の問題として、感染者は顕著に減少している。硬直的な対応から、仮説に基づいて試行錯誤する段階にきているのではないだろうか。(現在の厳格な)水際対策が失敗することも念頭に、プランBを用意しておく。

 

非接種者はどれだけいるのか。

ワクチン接種率、11/22 96,480千人、接種率76.2%(11/22現在、11/23日経)

接種率から逆算した人口、126,614千人(これは全人口とみなせる、接種対象外の子供を含むことに注意)。

15歳以下の人口(4/1/21現在)は14,930千人(12歳以下の人口が接種対象外だが、データがないので近似値として用いる)。

これを除く人口は、111,684千人。接種率は86.3%になる。非接種者は、15,204千人。

ラフに言うと、これまでは111百万人の中での感染であったのが、現在は15百万人の中での感染になる。どうりで感染者が減る訳だ。ブレークスルー感染が多いというニュースは伝えられていない。

 

(時事、総務省)15歳未満の子どもの人口推計(4月1日現在)を発表した。2021年は前年に比べ19万人少ない1493万人。

 

感染状況:8/6累計感染者が百万人を超える。11/19 1,725千人 解除されても感染者が増えないのが今回の特徴。

 

月日

 

東京

全国(注)

1

1/7木

発令前日

2,447

7,570

2

1/13水

7府県追加前日

1,433

5,812

3

1/21金

発令日から2週間後

1,471

5,670

4

2/7日

最終日(延長される)

429

1,630

5

3/8月

最小感染者

116

660

6

3/21日

4都県再延長最終日

256

1,119

7

4/5日

解除2週間後

249

1,565

8

4/11日

まん延防止前日

421

2,843

9

4/25日

緊急事態宣言の発令

635

4,605

10

6/20日

緊急事態宣言最終日

376

1,308

11

7/12月

4回目の緊急事態宣言発令

502

1,506

12

8/2月

緊急事態宣言追加 3県1府

2,195

8,393

13

8/20金

緊急事態宣言の延長

5,405

25,876

14

8/27金

緊急事態宣言の追加

4,227

24,199

15

9/3金

参考、菅首相退任表明

2,539

16,738

16

9/13月

緊急事態宣言の延長

611

4,167

17

9/30木

緊急事態宣言、まん延防止の最終日

218

1,576

18

10/11月

最小、東京6/28/20の45以来

49

369

19

10/14木

解除から2週間後

62

619

20

10/18月

最小、

29

232

21

10/25月

最小 6/17/20以来

17

153

22

11/1月

最小、東京5/31/20以来

9

86

23

11/15月

最小、

7

79

24

11/22月

最小、

6

50

25

11/24水

東京、最小

5

77

(注)日経朝刊に記載された「国内での確認