関西スーパーの争奪戦がいよいよ最高裁に持ち込まれた。
12/9日経「議決権の扱い 最高裁判断へ」「専門家も意見二分」と伝える。
問題の焦点は、総会に出席したある株主の議決権行使である。「事前に会社提案に賛成票を投じた」「総会に出席して棄権を意味する白票を投じた」。彼の投票によって、会社提案が可決するか否決されるかの分岐点となる。
神戸地裁は、「決議方法に法令違反または著しい不公正がある」として、差し止めを決定した。
これに対し、大阪高裁は、「法令違反とも著しい不公正ともいえない」として地裁決定を取り消した。
大阪高裁は許可抗告を認め、最終判断は最高裁に委ねられることになった。
最高裁の判断は総会実務に大きな影響を与えることになる。