老人が働く社会は楽園なのか

10/4安倍首相の所信表明演説で、「70歳までの就業機会を確保。すべての世代が安心できる社会保障制度を構想」と語った。70歳まで働くことが、安心できる社会保証制度とどうつながるか、分からない。政府や産業界の都合が優先され、庶民の幸福への視点が無い。

 

10/5日経大機小機「働かずに成長できる日本を」発亥は、このような発想(老人や女性を働かす政策)自体が時代逆行であると厳しく指摘する。

 

文明発展の原動力の一つに、働きたくないことを指摘する。

この観点から人口減少社会に入った日本の政策のあり方を検討する。

労働力不足が懸念され、老人や女性を動員し、海外からも人をかき集める、と。

そして、文明発展の原動力と照合すると、その流れとは明らかに逆である。進歩のための千載一遇のチャンスを逃しているさえ思える、と過激だ。

 

老人の労働力化は、ある意味国民の奴隷化である。死ぬまで働けと命じるに等しい。

楽隠居を選択しやすくするのが筋である。少子化の問題はどうすれば子育てが出来るかが優先されるとする。

 

今の産業政策、労働政策、金融政策は、八方美人でしかない。それらを猛省すれば、明るい未来が見えてくると締めくくる。