労働力の投入しか考えられない安倍政権

働き方改革とか生産性革命の本音が産業界が要請する人手不足への対応であることがはっきりしてきた。70歳定年とか外国人労働力の受け入れ拡大、女性活用など、労働力を投入してアウトプットを増やすという高度成長期の考えから少しも進歩がない。

人口減少社会への対応は、少ない労働力の投入で大きなアウトプットを得ることでなければならない。生産性革命とか言ってはみたものの、達成が難しそうなので本音に戻って老人や外国人の活用に走ったのであろう。
毎年変わるスローガンに国民は混乱するだけだ。一つのことをじっくりやってくれれば、今頃は成果が出ていただろう。アベノミクスは目先の課題に追われるだけで、先を見据えた仕事が出来ていない。

(W杯に見るアベノミクスが国民を豊にしない例)
W杯のサポーターはコロンビアが圧倒的に日本勢より多かった。日本のほうが人口が多くて(48M と130M)距離は近い。日本は貧しくなっているのだろう。アベノミクスの訪日客増加作戦は、訪日客の増加以上に日本人の海外旅行が増えなくては国民が豊かになったとはいえない。アベノミクスは特定の業界の利益が大事なのであろう。