これからの時代で成功するには、SNSを使いこなすこと

ツイッターで成功を得たのは、トランプ大統領とゾゾの前澤友作社長である。

徒手空拳で世の中のヒーローになるのは、SNSが有効な武器になることを思い知らされた。

 

前澤氏は記者会見で「僕自身の経営手法は感性をメインとしていた。時代の雰囲気や香りを直感的に感じ取った経営手法を取っていた。そのため、読み違えたり、調子が悪いときにいくつか失敗したこともあった」と語ったのは、トランプ大統領が本能と直感でツイートするのと同じだ。

 

この二人には、多くの人をひきつける発信力と時代性があるのだ。普通の人にない才能である。誰でもが彼らと同じようになれることはない。

 

話題は変わるが、前澤氏は36%の持ち株のうち30%(2,400億円相当、税率20%)をTOBに応じるとされる。ゾゾの経営からきっぱりと身を引くことと併せると、このTOBは前澤氏へのゴールデン・パラシュート(買収する側が、買収される側の経営陣に巨額の退職金を支払い、買収目的を達成する場合)であるように思われる。