米朝トップ合意の今後の見通し

6/14日経「米朝トップ合意 成否は第2幕に」
平岩俊司・南山大学教授、佐々江賢一郎・元駐米大使、李鐘元・早大大学院教授の対談記事が掲載されていた。
この記事から、次のような見通しが得られる。
1. 6カ国協議で今後の枠組みを議論するのか。それはないだろう。
2. 米朝合意がキャンセルされるリスクは、北が約束を守らないことではなくトランプ大統領ちゃぶ台返しである。

1. トランプ大統領は二国間協議を重視するので、6カ国協議には賛成しないだろう。自分の功績が1/6に薄められる。日本は東アジアの新たな枠組みには、大して関与できない。
2. 日経は北が約束を守らないことを繰り返し述べているが、真の脅威はトランプ大統領が「もうおしまい」と判断して振り出しに戻ることである。中間選挙後に注意が必要だ。