手を広げすぎているトランプ大統領

トランプ大統領の外交が全面展開して、先行きが不透明になっている。
1. 米朝首脳会談
2. 米中貿易紛争
3. 中東問題(イランとの核合意、エルサレムへの移転)

これらはどれをとっても一政権で達成できるかどうかの大問題だ。
トランプ氏がここまで手を広げているのは(1)自分の考えている外交が実現できていないので、次々に食らいついている、(2)内憂のロシア問題から有権者の目を逸らす、ことなのであろう。

日本にとって困るのは、これらの外交課題の成果が乏しかった時、無理難題を吹っかけてくることだ。そこまでは読めるが、本当の問題は、親分のためならと正論で押し返すことをしないで、腰砕けで受け入れてしまうことだ。