行過ぎた自由貿易が国民経済をおかしくする

リカード(1772-1823)の比較生産費説を信望して未だに自由貿易は善とする向きは多い。だがリカードは19世紀前後の経済学者だ。当時の経済のあり方が今と同じであればリカードの説に従うのには一理ある。

下記の記事は先進国ではグローバル化を良いと考えるのは5割以下であるのに、発展途上国では8割以上が肯定的であるとしている。日本国内でグローバル化を良しとする向きは、発展途上国並みという事だろうか。

9/13現代ビジネス
柴山 桂太京都大学准教授
日本よ、いい加減、現実を見よう 自由貿易が社会を傷だらけにする
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52829
世界18ヵ国を対象に行われた英エコノミスト誌の調査によると、「グローバル化で世界は良い方向に向かっている」と考える人の割合は、アメリカ、イギリス、フランスなどの先進国で軒並み5割を切っている。ベトナム、フィリピン、インドで、8割以上がグローバル化に好意的なのとは対照的だ。