投資銀行も中抜きされる将来

スウェーデン音楽配信業者のスポティファイがNYSEに上場した。時価総額は265億ドルであった。17年12月期の売上高は40億€、最終損益は12億€の赤字。
注目すべきは、Direct Listing という引き受け証券会社を選ばず、株式の新規発行や売出しを行なわなかったことだ。

音楽配信業なので、設備投資は大していらず既存株主に売却手段を与えるのが上場の目的であるとのことである。

先進国では、製造業は新興国に任せ、知財に特化する企業が今後も出てくるだろう。そうなると、スポティファイのような企業が続くということである。
投資銀行にとって、収益源であったIPO業務がこれからは縮小することである。