為替介入 その効果はどこまで、

1998年以来24年ぶりの円買いドル売り介入を実施した。145円半ばから5円ほどドル安に振れ、23日夕方には142円80銭ほどで推移している。その効果がどこまで続くかは、不透明である。

岸田政権の政策スタンスと金融政策の齟齬がどこまで続くかが、見どころである。金融政策を持続するならば、それに相応しい経済対策が必要である。

 

4/13/22 吉田恒の為替デイリー吉田恒の為替デイリー「止まらない円安」、1998年の例を振り返る https://media.monex.co.jp/articles/-/19218

財務省の統計によると、1998年4月、1米ドル=140円を超えたところで、財務省は2兆円以上の米ドル売り・円買いの為替介入に出動した。まさに円安を止めるために、何と2兆円もの円買いに出動したわけだ。しかし、それでも米ドル高・円安は止まらず、1998年の夏にかけてさらに150円に迫るまで米ドル高・円安は続くところとなったのだった。