カードは時代遅れ、マイナカードは金食い虫でアンチ・エコ

マイナカードは多分キャッシュ・カードに慣れ親しんだおじいさん世代の自民党議員のアイデアなのであろうが、世間ではカードレスが進む。日本ではデジタル化が遅れていると言われているが、国策で時代遅れの政策を進める。カードがあるから特殊詐欺の標的になる。

 

10/5日経「クレカ“カードレス”時代に」「三井住友、アプリで発行」「デジタル・脱プラ 背押す」と報じている。

同記事は、カード発行で一枚1,000円超のコストがかかる、一枚当たり25gのCo2を排出すると伝える。5年間で1,000万枚のカードを移行すると250tを削減できるとする。

 

国が1億枚のマイナカードを発行すると、1,000億円の経費が発生し、2,500tのCo2を排出することになる。さらにマイナカード推進のために過去9年間で国費8,800億円を投じた(菅首相、3/31衆院内閣委員会での発言)。

わが国の二酸化炭素の総排出量は、2018年度の11億3,800万トンであった。比率はわずかでも、真鍋叔郎ノベール物理学賞受賞者を輩出した国として、Co2排出を増やすことを推進するのは如何であろうか。