JDI白山工場の売却検討 アップル・シャープと交渉

迷走を続けていたJDIが、主力の白山工場をアップル・シャープへ売却することで決着しそうだ。白山工場の建設費は、1,700億円。売却予定額は、800-900億円、アップルとシャープの負担割合は固まっていない(12/27日経夕刊)。まだ最終決着していない。価格次第では、決裂することもありうる。

 

シャープは安く買うことにより、低コストで競争力のある液晶を生産できることになる。JDIは主力工場を手放して、おそらく知財も移管するのだろう。そうなると殆ど存在意義がなくなる。いずれは、シャープに吸収されるのだろうか。有機ELを手掛けるJOLEDもシャープ傘下に入るかもしれない。

 

本件の教訓は、仮にオーナーが外資に変わっても、雇用や技術が国内にとどまっていれば復活のチャンスはあるということだ。