ブレグジットの行方は渾沌としている

ジョンソン首相の奇策で12日に総選挙が実施される。

この選挙の結果が読み難いのは、色々なケースがあり得るからだ。

  1. 与党が勝利する。
  2. 残留派が勝利する。
  3. さらにロイターは、ボリス・ジョンソンが落選する可能性を報じている。落選の可能性は35%だという。与党が勝利しても、後継者が誰になるかによって、方向は大きく異なる。

 

なぜここまで混沌としているかというと、与党保守党が、楽観的または冒険主義的な見方で選挙に臨むからである。

キャメロン首相然り。メイ首相然り。ジョンソン首相然り。

 

しばらくは、混迷が続きそうだ。

 

11/4ロイター

アングル:英首相、総選挙で議席失う恐れも 選挙区民は愛憎半ば

ジョンソン氏の選挙区アクスブリッジはロンドンの端に位置するベッドタウン。同氏は1924年以来の英首相の中で、直近の選挙で野党候補との得票差が最も小さかった。

賭け屋のデータによると、ジョンソン氏が選挙区で負ける確率は35%。学生や若い家族が大勢流入して人口動態が変わった上、人種的マイノリティー有権者数も増え、ジョンソン氏に不利になっている。