日銀の言葉遊び 潔く失敗を認めよ

9/20日経夕刊「消費者物価8月0.5%上昇」「伸び、2年1ヶ月ぶり低さ」

日銀は7月の政策決定会合後の声明で物価上昇のモメンタムが損なわれそうになれば「ちゅうちょなく金融緩和措置を講じる」との一文を加えていた。

 

8月の結果は、「モメンタムが損なわれそうに」なったのではなく「モメンタムが損なわれた」のだが、「ちゅうちょなく金融緩和措置を講じる」ことはなかった。

 

9月18-19日の金融政策決定会合とは、1日の違いがあるとはいえ、それをエクスキューズにすることは出来ない。

 

2年で達成すると豪語していたのに、既に6年半が経過している。明らかに間違えていたのだから、新しい方向を目指すのが全うなやり方である。

言葉遣いで現状をもてあそぶのは、止めなければいけない。