日産大幅減益のその先

7/26日経「日産、12,500人削減(9%相当)」「海外工場閉鎖、生産能力1割減」「営業益99%減、4-6月」16億円となった。

 

西川CEO (17年4月就任)のQ2以降のV字回復を印象付けるために、Q1(4-6)で過去の遺産を整理したのだろう。Q2以降の業績回復が見ものである。Q1での過去の遺産整理とは、日経にも少し触れているが、米市場でリース会社に無理に押し込んだ車の整理であろう。すなわち、リース料算定の時に残価を高めに設定していたのを、中古車価格が想定残価以下に低迷し、その差額を損失として一気に計上したと思われる。

 

問題は、日産の落ち込んだ商品力を何時までに回復し、競争力を取り戻すかである。それが出来なければ、当面は業績は低迷するだろう。

 

西川CEO は、2年ほどは続投する意向のようだが、そこまでルノーや一般株主は待ってくれるだろうか。