原因と結果の因果関係 アベノミクスのごっちゃ混ぜ

安倍首相は、最低賃金を早期に1000円に引き上げることを主張している。

だが、賃上げは成長の結果の果実である。結果だけを格好良く見せるのは、偽装である。

こんなことはアベノミクスでしょっちゅう見られる。代表例が、金融緩和による2%物価上昇である。経済が成長して、その結果として物価が上昇するのであって、物価が上昇して経済が上昇するというのは逆さまである。

 

そのような逆さま状態を指摘するのが、5/31日経大機小機「ダイバーシティ考」桃李である。人材のダイバーシティは、我が国では企業統治指針(CG)に掲げられた経営課題である。人材の多様化が企業の成長を高める、と。

 

大機小機「ダイバーシティ考」は、変化に対応して競争力をもつ企業なら、自然に人材は多様になる、と指摘する。

 

安倍首相は欧米投資家に見せかけの格好良さを振りまいて株買いを煽っているだけなのだ。