歴史無知・史実否認」の安倍晋三に嵌められた朝日新聞社

安倍首相VS朝日新聞 内幕もの。
朝日の自滅であったという。

社会科学者の随想
2015年02月11日
慰安婦問題を全面否定する「歴史無知・史実否認」の安倍晋三に嵌められた朝日新聞社のうかつ−『ZAITEN』3月号 中村洋子のルポ記事など−
http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/

②「すべては “この日” から始まった 朝日新聞『木村社長−安倍首相』極秘会談」(『ZAITEN』3月号特集記事)

ZAITEN2015年3月号表紙 1) ZAITENの記事
 この記事は,ルポライター中村洋子が書いている。「朝日新聞従軍慰安婦検証報道は,安倍政権に朝日幹部が擦り寄ろうとしたのがすべての始まりだった。政権に尻尾を振ってみたが,向こうの方がはるかに上手。安倍政権の高笑いが聞こえる」。

 この記事を『天木直人のブログ』が2015年2月7日にとりあげ,「安倍首相に迎合し,はしごを外され,自滅した朝日新聞の木村前社長」と題し,こう分析している。

 発売中の『ZAITEN』(財界展望社)3月号に,「すべてはこの日から始まった 朝日新聞木村社長・安倍首相『極秘会談』」という見出しが躍っていた。その見出しにつられて買い求め,その記事を読み,そして深いため息とともに天を仰いだ。

 すべては私が推測したとおりだった。その要旨は一言でいえばこうだ。

 安倍政権が復活すれば河野談話の見直しや朝日幹部の国会証人喚問がありうる,それをおそれた木村社長ら朝日幹部が,保身のために,先手を打って安倍首相に恭順の意を表し,宴会会談を重ねて迎合し,謝罪記事を出したまではよかったが,思わぬ激しい批判を受け,頼りとしていた安倍首相の援護もなく,見事に自滅した。木村をカモに朝日をハメた安倍官邸の高笑いが聞こえる,というものだ。

 中村洋子というルポライターが書いたこのザイテンの4ページにわたる渾身の記事は,権力とメィアの光と陰をまるでドラマのように描いた秀逸な記事だ。