日銀の国債評価損が8.8兆円に(昨年12月末)債務超過は免れる、

22年9月末の純資産は5.0兆円だった。時価評価すれば債務超過だが、幸いにも、日銀は国債を満期保有することから時価評価しない(取得価額が簿価となる)。かろうじて債務超過を逃れ

ている形だ。債務超過になれば、国費を投入して財務を立て直すのだろう。そんな金はあるのかね。

 

12/21/22ダイヤモンド: 2022年9月末の日銀の純資産は5.0兆円だ。仮に日銀が国債時価で計上しているとすれば、国債評価損が5兆円を超えれば、債務超過になる。

 

2/3読売:日銀保有国債、含み損8兆8000億円…金利上昇で3か月で10倍

 日本銀行の黒田 東彦はるひこ 総裁は3日の衆院予算委員会で、日銀が保有する国債の含み損が、昨年12月末時点で約8兆8000億円に上っていることを明らかにした。昨年9月末時点では8749億円で、3か月で約10倍に拡大した。日銀が昨年12月、長期金利の変動幅の上限を拡大したことで金利が上昇し、国債の価格下落に伴って含み損が膨らんだ。

黒田氏によると、購入時の評価額が564兆1000億円に上るのに対し、昨年12月末時点では555兆3000億円だった。日銀は国債時価評価していないため、保有し続ける限りは損失が出ない。黒田氏は「評価損が発生、拡大したとしても(日銀の)損益には影響しない」と述べた。