在宅勤務が労働者の分断を広げる

日経は、在宅勤務を新しい働き方のお手本であるかのように、称えている。
だが、在宅勤務の恩恵に与れるのは、労働者の10%以下の恵まれた層だけである。
恵まれた労働者を安全地帯に退避させる方法である。
残された90%は、これまでと変わりなく過酷な現場に出向かなければならない。
90%をどのように支援できるかが次の課題である。

5/18日経核心「ウイズ・コロナ時代の備え」上級論説委員・西條郁夫
ハーバード大学倫理センターの報告書に基づく図

段階 時期 主な対象者 具体例 労働力に占める比率%

1 5-6月 エッセンシャル・ワーカーズ(EW) 医療、食品販売、ライフライン維持、警察・消防 40
2 7月 準EW 日用品生産・販売、公共交通、 30
3 7月後半 対人サービス 美容、理髪 20
4 8月 ホワイトカラー - 10