コロナ検査の不全、政府のコロナ対策の失敗

4/24日経、「コロナ検査 機能不全」「結果まで1週間も」

これまでのような大本営発表を垂れ流すのではなく、検証する記事が出てきたことを歓迎したい。

 

日経がジャグジャパンの収集したデータを分析したところ、検査から陽性が判明するのが、4/18時点で7日移動平均で7.3日で4月初旬から1.8日延びた(5.5日)。

 

これまで、断片的な記事から判明まで1-3日と思っていたが、はるかに長期間かかっていた。

4/14日経;国会議員の専属運転手は、10日に検査を受け、13日に陽性が判明した。

4/16日経;石田純一 14日検査、15日感染確認。

政府や都は、国民に3密、8割、3日に一回とか呼び掛けているが、まず自分たちでできることをやらなければならない。

すなわち、検査期間の半減と検査の拡大である。検査を受けた人は、判定されるまでは野放しになっているのか。一番怪しい人がウイルスをまき散らすことになる。網を広げて素早く隔離することである。

 

安倍首相は、検査能力を4/15で13千人、最近では20千人と言っているが、実行能力には触れていない。実際、最近の検査数は、最大4/21 6,992 最小4/19 645である。均すと5,000前後。

 

日経の記事は、クラスター作戦が失敗だったことも伝える。塩崎元厚労相は「政府がクラスター潰しを重視しすぎて検査体制の強化が後手に回った」と指摘したことを伝える。

パンデミックに、モグラ叩きのような対策を採ったのがそもそもの作戦ミスであった。