日経の引用するThe Economist

日経が引用するエコノミストやFTの最近の記事が面白い。
まずは、12/13日経に引用されたエコノミストから。

トランプ大統領の選挙戦での関係者の回顧録、Let Trump be Trump(The Inside Story of His Rise to the Presidency [Corey R. Lewandowski, David N. Bossie])。
ここでは痛快な逸話や薄っぺらい洞察、おべっか、復讐、さりげない非礼を披露している。トランプ王国の2つの基本的な特徴を示している。
1 時としてカオスと化す恒久的な混乱状態。選挙運動に参加したのは、コーカス(Caucus、党員集会)とカクタス(Cactus、サボテン)の違いも分からない人たちだった。
2 壮大な規模の厚かましさ。ルールなどを無視して近道を歩んできた人生、政治の世界に対する実業家の軽蔑、有権者は自分の粗暴さを率直さとして歓迎するだろうという洞察。

これらを踏まえて、エコノミストロシアゲートの行方を推理する。
1. モラー特別検査官は、大統領の潔白を証明するかもしれない。
2. ロシア人スパイと共謀したことで大統領を告発するかもしれない。
3. 最もありそうなのは、コミー氏に圧力をかけ司法を妨害した比較的軽い罪を問う。