アメリカVS中国 はアメリカが勝利するだろう

ジョー・バイデンが選挙人投票で、306対232でトランプ大統領に勝利した。

12/16日経「民主主義修復へ試練」は、アメリカの内部分断が甚だしく、「トランプ支持者を中心に民主主義の根幹をなす選挙や政治機構への不信が急速に広まっている」とバイデン氏の先行きに懸念を表している。

 

アメリカの外患は中国の勃興と挑戦だ。バイデン大統領は内憂外患の中でアメリカを立て直せるのか。

アメリカは最終的に中国に勝利すると考えられる。中国の歴史を振り返れば、史上最高の名君とされる皇帝が統治した時代が複数あった。だが、いずれの王朝も最後には必ず滅びた。習近平が歴代最高の指導者であっても、必ず彼の後継者の時代に過去の王朝がそうであったように、指導者主導の体制は滅びる。

アメリカはどんな内憂があっても滅びることはなかった。あの南北戦争ですら、乗り越えて分裂することなく民主主義国家として再生した。

アメリカの偉大なのは、トランプ的な異質でも飲み込む懐の深さである。

その方が国民の心を取り込んで、国民の力を最大限に発揮できる。

 

偉大な指導者に導かれる人民は、中にはふりをしているだけの者も多くいる。結局は、国力発揮の力を削ぐことになる。

最後は、どちらの体制が最大限に国民の力によって国力を発揮できるかである。

アメリカだって油断すれば、ひっくり返される。

 

(蛇足)バイデン氏は、米国紙ではpresident-elect(大統領に選出された)と表現されているが、日本の紙面ではオバマ政権下の前副大統領と表現されている。それが日本の慣行なのか。