首相の解散権を制限する改憲なら賛成できる

安倍首相は憲法9条に第3項を設けて自衛隊を書き込むことに意欲を持っている。自民党が長年主張してきたことだと説明するが、なぜ今なのかが語られていない。発議に必要な2/3の議席があるからということなのだろうが、あまりに大義名分に乏しい。正々堂々と国民に訴えるものが無ければ数の力によるごり押しだ。その先には自衛隊を普通の軍隊にするという思惑が見て取れる。

憲法改正はいま必要なものを議論するのであれば良い提言である。例えば党利党略のための首相の解散権を制限することなど時宜にかなう。参院の役割なども必要である。高等教育無償化を憲法に書き込むなんて噴飯ものだ。

9/18日経:安倍晋三首相は28日召集の臨時国会冒頭にも衆院を解散する意向を固めた。公明党山口那津男代表らにこうした方針を伝えた。10月22日の投開票を軸に日程を探る。