大学へ通うのか大学卒業資格を得るのか

安倍首相は高等教育無償化を進める意向だ。高等教育無償化で3兆円の支出が必要とされる。教育国債がその財源として候補に上がっている。

安倍首相は無条件で大学に通わせることを想定しているのだが、本来の目的は若者に大学卒業並みの知的能力を獲得させることである。
そうであれば今は安く大学の教科を習得できるツールがある。
世界的に広がるMassive open online course(MOOC)である。このコースを履修させ、履修テストの合格証を発行すれば大卒と同等とみなすのである。超一流の学者が教材を作っても十億円程で出来上がるだろう。
何が何でも通学させるというのは、コスパの悪い愚策である。安易に卒業させてしまうのでは、金と時間の無駄である。

安倍首相の目指すのは、18歳からの選挙権、都内の大学の定員増を認めないことと併せて、国費を使って若者の支持票を得る、地方のお友達の大学の支援をするという一石二鳥の効果である。

大学へただで通えるようになって、スポーツカーで通学するのは許されるのかな。