8/8 天皇陛下、お気持ち表明

象徴天皇の役割を深く考えた表明だった。同時に天皇家の存続に強い意志を示していると受け止めた。
お気持ちはシンプルで分かりやすい。
1. 象徴天皇のあり方についての考え
2. そこから象徴天皇は現役で活動すべきとの主張
3. 高齢のため現役で活動することが支障になってくるという危惧

天皇の高齢化」という表現は第三者的表現だった。
現人神から人間宣言した天皇にとっていつかは来る課題だった。
神武天皇が127歳、崇神天皇は168歳、応神天皇は110歳。上古の天皇は超高齢であったがこれは大昔の言い伝え。

天皇が健康を損ない」と発言する時、「健康」で少しいいよどんだ。

皇室に親しみを感じる人々は象徴天皇制をよく考えてみるべきだろう。
陛下は象徴天皇として初めて即位し、前例のなかった象徴天皇像を作り上げた自負を示し、象徴天皇が皇室存立の基礎であることを強く意識している。

象徴天皇制、誰もがそれがどんなものかはイメージできていない。知っているのは今上陛下一人である。

安倍首相の記者会見では背後の書が気になった。「孟子曰」と書いてあるのだ。以下の文章は崩し字で読めなかった。よりによってこの時この日に中国の儒教の先生の書はないだろう。孟子易姓革命の理論的根拠となっているという説があるほどの人物である。
平安時代の書家とかわが国にも筆の達人は居る。