安倍首相の奇怪な問題提起:首相に言論の自由はある?

3/12の衆院予算委員会で、細野議員に対して首相は首相にも言論の自由がある旨の答弁をした(下記引用記事を参照)。

すごいね。早々と今年のブラック・ユーモア大賞でブッチギリの第一位を決めてしまった。

JCASTニュース
http://www.j-cast.com/2015/03/14230365.html
11月18日に出演した「NEWS23」(TBS系)での発言に関連して、番組では、アベノミクスで景気回復の実感を得ているかについて「街の声」を集めたVTRを放送。5人中4人が「僕は全然恩恵受けていない」などど否定的なコメントをした。これに対して、安倍首相は「事実6割の企業が賃上げしている。全然声が反映されてませんが、おかしいじゃないですか」「これ、問題だ」などと不満をもらした。
この発言が15年3月3日に衆院予算委員会で批判されると、安倍首相は「私の考えを述べるのは言論の自由」だとして反論。この「言論の自由」発言が、3月12日の衆院予算委員会で改めて問題視された。
3月12日の衆院予算委員会で改めて問題視された。
民主党細野豪志政調会長は、国民が権力者を批判できるようになったのが近代立憲主義で、「人権のこれまでの戦い」だと主張。番組内容にクレームをつけることを「言論の自由」だと主張することは「人権そのものに対する大変な侵害」だと批判した。