ビットコインのマウント・ゴックス破たん、民事再生法申請

予想されていた今回の破綻。投資していた人は自己責任と諦めるしかない。MGが被害者のように装っているが、真相はどうなのか。
送金手数料が格安になるとか、新たな技術革新であると煽り立てたメディアは深く反省すべきである。通貨発行者や管理者が不明な「通貨」は原理的には存在しない。

ブロゴスには日本デジタルマネー協会フェロー大石哲之による次のような記事が掲載されている。

ビットコインの「送金」についての基礎知識(誰も解説してない仕組みのところの解説)
http://blogos.com/article/81441/?p=2

Q Mt.Goxは本当にサイバー攻撃でコインを盗まれたのか?
(個人的意見)
Mt.Goxサイバー攻撃により顧客のコインをすべて失ったとあるが、証拠はしめされていない。
ビットコインでは盗難の履歴も公開なのだから、容易にその証拠をしめすことができるはずだ。まずは、この部分の説明がきちんとしないと、債権者は納得いかないだろう。
Mt.Goxは、盗まれたという財布のビットコインIDを公開すべきだ。
ビットコインユーザーの最大の関心事は、Mt.Goxの破綻そのものではなく、その80万BTCがいま、どこにあるのか?ということに尽きる。
以上です。


ロイターによれば、MGの民事再生法申請時の財務内容は次のようだった。

2/28 ビットコインのマウント・ゴックス破たん、民事再生法申請
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPTYEA1R0AI20140228

資産総額が38億4200万円・流動負債が65億0100万円で債務超過の状態にあり、地裁から資産保全の命令などを受けた。債権者数は12万7000人で、そのうち日本人の割合は0.8%。

2月24日までに利用者が預けている約75万のビットコインや会社自身が保有する約10万のビットコインがほぼすべて紛失したことが明らかになったという。