神道政治か法治主義か、オウム教団幹部への死刑執行

オウム教団幹部の死刑が執行された。世界では、死刑を執行する日本は残虐だという批判が起きている。日本政府は、これに対して何の反応も示していない。

ここで取り上げたいのは、当局が「オウム事件は、平成を象徴する事件。平成のうちに終わらせるべきだ」と述べたことだ。日本は法治国家である。死刑を執行することは、法の下で厳粛に執行される。ところが、法の道理より、平成の年号を上に置くということでは、死刑の対象者たちは浮かばれない。日本は神道政治の方向へ向かっているのだろうか。

朝日7/7 「オウム事件は、平成を象徴する事件。平成のうちに終わらせるべきだ」。ある法務省幹部は今年1月、最後まで裁判が続いていた高橋克也受刑者の上告が最高裁で棄却されたのを受け、こう語った。